夜明け前に想う
ひさしぶりに 立ち寄った場所は
他人行儀で居心地が悪い
まだ外は真っ暗で
すべてが
寝息をたてているようだ
寝返りをうっても
まだ朝はあけない
なんとなく いろんなことがあって
他人事でも騒々しい
人は時に残酷になるのだろうか
自らの痛みでなければ
血も流れないし痛みも鈍いのものかもしれない
言葉をかけても
ホントに聞こえないこともあるし
相手に響かないこともある
自ら傷口を治すしかないのかもしれない
それでも同じ時間を共有して
一時を忘れて眠りにつくのも
またひとつなんだろう
時が流れれば
自然に傷口も乾くものかもしれない
傷口を広げないよう
そっと 見守るのもやさしさだろう
いろんなことを垣間見て
なんだか振り回されてることも
人間って弱く
目にみえない何かに縛られていきているんだなぁと思う
まだまだ外は真っ暗だ
そうだった 冬の朝は無言だ
朝焼けだけが喜びを気づかせてくれる
余分な感情など厄介なだけかもしれない
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