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2011年2月 4日 (金)

暦の本から・・東風凍を解く

東風凍を解く(とうふうこおりをとく)正月節立春の初候 新暦2月4日~8日頃

東の方から吹き始めた風(東風)が、冬のあいだ張りつめていた凍を解かし始める時季。

凍は、厚い氷のこと。

 東風は「こち」「はるかぜ」とも。冬の気圧配置がくずれると吹く、春の予兆をともなった待望

の風。菅原道真が、配所(九州・太宰府)で詠んだ和歌が、あまねく知れわたる。

「東風ふかば匂ひおこせよ梅の花あるじなしとて春を忘るな」  拾遺集

右大臣にまでのぼりつめ、一方では文筆の神とまでいわれた道真だったが、左大臣藤原

時平に妬まれ、晩年は不遇のまま没す。彼が配所で世を去ったとき、なぜか都では落雷が

あいついだとか。北野天満宮に、その霊が祀られる。

だが、一方ではこの季節の東風は、海を狂わせるほど暴れまくることで、漁師に恐れあれ

「東風時化」(こちしけ)という言葉も。

天気予報の目安でも、東風が強ければ、天気は崩れ雨。雲は西に向かって進み、その

速度が速ければ、低気圧が南を通過している確率が高いとか。

「突堤の全長をうち東風の波」          長谷川浪々子

そして、こちらは春を予感させるいたって、のんびりとした東風。

「丸い世界に四角な凧は東風へなびくも風次第。」   古典都々逸

「東風ふかば転勤辞令島流し」 現代川柳・大塚純生

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コメント

おはようございます。
今日も暖かくなりそうですね。
立春を過ぎて、季節も少し暦に寄り添っているのでしょうか。
季節を風向きで感じるのもいいものですね。
飛行機を利用するときに季節変わりを感じることがあります。東京と沖縄を結ぶ便では季節で所用時間が異なります。偏西風の強い冬は、沖縄行きが2時間40分前後に対して、東京行きは2時間程度と30分~40分の差が出ますが、夏期には偏西風が弱まるのでその差が縮まります。乗っている時間で春が近づいているのを感じることがありました。
「飛梅」伝説の道真、学があった知識人と伝わっています。きっと人格も申し分なかったのでしょう。そうした人物であれば、亡くなった後の都の落雷を道真の「怨み」とする説は、何だか少し違っているようで気の毒に思えてしまいます。

快速特急様

おはようございます。
飛行時間が夏と冬ではずいぶん違うんですね・・
そういうことから、季節を感じることもあるんですね・・
お仕事で沖縄にはよく行かれるのですか?私は思わず、この前、たんかんを買っちゃいました。
皮が堅くて(食べないからいいけれど・・)太陽の光をいっぱい受けて育った容貌ですね・・
みかんより酸味とさっぱり感がある気がします。
菅原道真は・・そうですね、怨みと思われては、気の毒ですね。
それでは、今日も良い一日になりますように・・

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